Carpenter’s dream【ほどほどサイズ】

ココドコデスカ？

ごくごく一般的な住宅が立ち並ぶ中に、いい意味で浮いております。

しかしなぜこんなトコロに？しかも商業施設が？

建物の雰囲気も独特。アメリカンともヨーロピアンとも取れるテイストで、柔らかくて優しい色遣いが印象的です。

四季折々の草花や植栽が、ここが住宅街ということを忘れさせてくれます。

そして驚くべきはこの物件、オーナーさんの手造りなんですよ。そう、実はこの物件のオーナーさん、プロの職人さん（大工）なのです。

兼ねてから温めていた長年の構想を自分自身でカタチにしてしまったのが今回の物件という訳です。

そのコダワリは実に徹底しています。柱や建具一つとっても、全体の雰囲気を損ねるようなものは無く。

それは入口の横に停めてあるクラシックカーですら、少しの違和感もなく馴染んでしまうという徹底ぶり。

そして大工さんならではといいますか、木の質感や温かさを大切にしているのも特徴的ですね。

一般的に商業ビルはどんな業種でもある程度嵌まりがいいように、モダンなデザインですっきりとした「箱」にすることが多いと思います。

普通はここまでは踏み込まない、踏み込めないのですが、敢えて大きく振り切ったのも、オーナーさん自身が作り手であるが故なのでしょう。

今回の物件は、以前は多肉植物や、アンティーク・ナチュラルテイストのインテリアを取り扱う雑貨店だった区画です。

床や、レジカウンター、オブジェなど、優しい色合いのパーツが雑貨店の可愛らしい雰囲気を残していますので、それを生かすもよし、新しくデザインするもよしです。

もちろん店舗デザインはオーナーさんが相談に乗ってくれますので、ご安心ください。

 オーナーさん曰く『ジェラートショップや、チョコレートショップなんか良いですね』とのこと。基本的には物販系のテナントさんが好ましいとのことで、業種が合えば内装費用を一部負担して頂けるかもしれません。これはチャンスかもしれませんよ！

こちらの物件、ある程度振り切っているが故に、（雰囲気に）合う合わないは当然出てくると思いますので。

もしご自身が求める世界観や方向性が合致しさえするなら、これほど魅力的な物件は中々無いと思います。

取りあえず一度現地に足を運んでみてはいかがでしょう。